2009年03月02日

【衝撃事件の核心】摘発理由は「水着の中に手」 無法地帯「着エロ」にみる児童ポルノの“境界線”

 16歳の少女に露出度の高い水着を着せ、いわゆる「着エロ」のDVDを作成したとして児童買春・ポルノ禁止法違反罪などで、モデルグループ「藤軍団」を率いていた芸能事務所社長らが逮捕、起訴された。「超過激なセミヌード」ともいえる着エロは、「乳首と局部を隠していれば何でもOK」(業界関係者)という事実上の無法地帯。実は「着エロ」が「児童ポルノ」と判断され、起訴されるのは全国初で、捜査当局も一度は立件に“失敗”している。ワイセツの定義は難しいが、摘発の線引きはどこでされるのか−。

「児ポ」での起訴は初

 少女の股間にカメラが迫る。スクール水着を股間に深く食い込ませる少女。別のシーンでは、スタッフが水着の下に手を滑り込ませ胸を触った。

 少女が出演していた映像は、胸こそあらわにしていないが、確かに「ポルノ」と定義できそうななものだった。

 このDVDを撮影したとして、警視庁少年育成課は1月下旬から2月上旬にかけ、児童買春・ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)などの疑いで、フリーカメラマン、古川明宏容疑者(34)=港区港南=と、芸能プロダクション「ピンキーネット」社長、神崎修一容疑者(41)=東京都渋谷区笹塚=ら3人を逮捕。

 東京地検は2月中旬以降、同法違反罪で古川容疑者を、同法違反幇助(ほうじょ)罪で神崎容疑者をそれぞれ起訴した。

 「着エロ」が「児童ポルノ」で起訴された全国初のケースとなった。

 起訴状などによると、古川被告は昨年6月22日、中野区本町の貸しスタジオで、無職の少女(16)にわいせつなポーズをさせ、デジタルビデオで撮影し、児童ポルノを製造。神崎被告は、児童ポルノを撮影すると知りながらモデルとして少女を派遣したとされる。

単なる水着撮影のはずが…

 少女は「モデルになりたい」という希望を抱いて、「ピンキーネット」のタレント募集に応募。「純粋にモデルとして世に出られると考えていたようだ」と警視庁捜査員は語る。


 だが、派遣された先は児童ポルノの撮影現場。古川被告は、「着エロを作りたいからモデルを貸してくれ」と神崎被告に依頼していたのだった。

 「水着の撮影だと聞いていたのに…」

 撮影が進むにつれ、少女は異様な雰囲気に戸惑ったが、現場では5人のスタッフが準備しており、逃げ出せるような状況ではなかった。

 「恥ずかしい映像を撮られた」

 のちに少女は、捜査員にぽつりと話した。

 こうして出来上がった少女の出演作は昨年11月にリリースされ、約2000枚が販売された。少女の出演作はこれ1本だけだ。少女はいまだに出演料すらもらっていないという。

“失敗”後に威信をかけた警視庁

 警視庁が「着エロ」を児童ポルノと判断して、捜査のメスを入れるのは初めてではない。

 平成19年10月、女子高校生(17)をモデルにして児童ポルノDVDを製造したとして、同法違反の疑いで出版社のチーフプロデューサーら4人を逮捕。DVDには、水着の一部が外れたり、水着の上から局部の形がはっきりと分かる場面などが収録されていた。

 しかし、東京地検が起訴した罪状は、児童買春・ポルノ禁止法違反ではなく児童福祉法違反だった。

 東京地検は「撮影対象になったのは17歳であり、他の児童ポルノに比べ悪質性が高いとはいえない」と判断。DVD撮影が、児童福祉法が禁じる「児童の心身に有害な影響を与える行為をさせる目的で、支配下に置く行為」に当たるとして、同法違反罪に切り替えた形だ。

 警視庁幹部は渋い顔で振り返る。

 「児童ポルノの解釈の難しさを肌身で知らされた。事件摘発でその境界を明確にするのが狙いだっただけに、児童福祉法での起訴では行き過ぎた業界への警鐘にならず、悔いが残った」

 捜査員らは不退転の決意で次のターゲットを探した。「2度目の失敗は、今後の児童ポルノ捜査に重大な影響を及ぼす」(警視庁幹部)ためだ。

 そこで浮上したのが「ピンキーネット」の作品だった。

過激レース最先端の「藤軍団」

 「ピンキーネット」は平成7年創業。捜査関係者によると、当初は普通のモデル事務所だったが、15年ごろからジュニアアイドル(18歳未満のアイドル)を中心とした事務所になった。社長の神崎被告は「藤田勝一」と名乗り、タレントを目指す女子中高生を積極的にスカウトしていた。

 所属タレントは、芸名に「藤」の1字を入れた「藤軍団」というモデル集団を結成。彼女たちが出演する着エロDVDは過激さが売りで、マニアに根強い人気を誇っている。

 業界に詳しいフリーライターは、「少女が出演する着エロは通常のアダルトビデオとはまったく別のマーケットが存在する」と明かす。

 「少女もの」の内容は細分化され、JK(女子高校生)、JC(女子中学生)など「記号」で表される。

 「JS(女子小学生)というジャンルもある。ジュニアものは売り上げが良いことから各メーカーがしのぎを削り、どんどん過激になっていて、肛門が露出する映像もある。乳首や局部が見えてなければ、何をやってもいいという状態になっている」とライターは説明する。

 そんな“過激化レース”のトップクラスに位置していたのが「藤軍団」だった。

触っていたから「アウト」?

 警視庁は過激化が進む現状に「待った」をかけた格好だが、摘発にはハードルがつきまとう。

 今回、同社の着エロが児童ポルノと認定された決め手は何なのか。

 児童買春・ポルノ禁止法は、18歳未満の子供が出演する児童ポルノの定義として、次の3つ挙げている。

 (1)性行の撮影(2)他人が児童の性器を触る行為や、児童が他人の性器を触る行為の撮影(3)衣服の全部または一部を着けない児童の姿態で性欲を興奮させるものの撮影−。

 「今回、警視庁が適用したのは(3)に当たるが、常に『性欲を興奮させるもの』という文言が問題になる。解釈が幅広く、『ここまでが児童ポルノ』という線引きが難しい」

 性表現について詳しい園田寿・甲南大学法科大学院教授(刑法)は、こう解説する。

 今回の事件で警視庁が注目したのは、第三者が少女の乳首を水着の下から触っていた行為だ。「性欲を興奮させる映像といえ、前回の作品よりもわいせつ性が高いと判断した」(警視庁幹部)。

 東京地検も警視庁の判断を支持し、起訴したとみられる。

親が出演させるケースも…

 ならば、“お触り”がなければ「OK」なのだろうか。警視庁幹部は「社会通念上、大多数の人がわいせつだと考えるような内容であれば立件できる」と断言する。

 ただ園田教授は、児童ポルノと定義できるかどうかは作品の文脈や扱われる状況によって変わる、と指摘する。

 「極端な例だが、例えば水着の少女の写真があるとする。写真立てに入った自分の娘の写真ならまったく問題ない。だが、ポルノ雑誌に載って扇情的な見出しがつけば、それは児童ポルノといえる。作中や媒体での扱われ方が問題となってくる」

 園田教授は今後も法の解釈をめぐり、児童ポルノかどうかの論争は続くとみている。

 「どの程度の表現で性的に興奮するかは人さまざまで、表現の自由ともぶつかり合う。児童ポルノを個人的に所有する『単純所持』を禁止するという動きも活発だが、何をもって児童ポルノとするかという議論が今こそ必要なのではないか」

 一方、「着エロ」のような作品に出演する側の問題を指摘する声もある。

 「『アイドルへの登竜門』程度に、軽い認識しか持っていない出演者は少なくない。親が金ほしさに子供をモデルとして提供することケースもあり、10歳ぐらいの子供が何のことか分からず出演しているのは実に痛々しく、論外としか言いようがない」

 ある捜査員は、ため息交じりにそう漏らした。


ニュースソース: 産経新聞

着エロがあるのは知ってたけど、無法地帯だなんて誰も教えてくれなかった!
布団の中でピコピコ2ちゃん携帯厨やってる場合じゃねえじゃねえか

ながーい記事だけど、要は

> 着エロは、「乳首と局部を隠していれば何でもOK」(業界関係者)
の業界暗黙の了解と

> 児童買春・ポルノ禁止法は、18歳未満の子供が出演する児童ポルノの定義として、次の3つ挙げている。
> (3)衣服の全部または一部を着けない児童の姿態で性欲を興奮させるものの撮影
の解釈の乳首と局部以外もNGと主張する検察側の争いか

17歳で児童福祉法違反の前例があって、16歳になった所で判決が変わるのかな
前例は触ってたのかな、触ったらアウトという前例はできるのかもしれないけど

それよりもっと低年齢での証拠を押さえて起訴すれば、判決も児ポ違反になって
JC、JSとか言ってる業界に打撃を与えられたんじゃないかと思うんだけど

この手の話しにはいつも金のために親が出演させるって話しが出るけど
金のために自分の子供売るような親も児ポ違反幇助か児童虐待で起訴しろよ
一番悪質だろ
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